14年前の短編を見てみました

××じゃないアニメのアドベントカレンダーに手を上げて、大遅刻での投稿です。

adventar.org

手を上げておいてあれですが当該表現を躊躇して使えない人間でした。

そして自分で言うのもなんですがまさかこんなに書けないとは思わなかった。
 
悩みに悩んだ末に「星空キセキ」と「楓ニュータウンを紹介することにしました。どちらも制作がコミックス・ウェーブで、キャスティングにネルケプランニングの人が噛んでたり、音響監督が神南スタジオ小泉紀介って人だったりします。
東京マーブルチョコレートってアニメでも音響監督が同じ人だったので、もしかしたらその時期に有名だった方なのかもしれない。今も居らっしゃる方だったらすいません。

 

星空キセキ

星空キセキ

  • 発売日: 2015/06/05
  • メディア: Prime Video
 

 主人公の女の子・こずえが「隕石が降ってくるはずなの!」と隕石が落ちるのを見に、(たぶん)田舎に遊びに行く話です。その道中でなんだかそこらへんには居なさそうな、薄幸そうな少年とすれ違ったりします。

説明がまさかの2文という体たらくですが、OVA1本で完結しているようなので掘り下げると結末までいっちゃうのでご容赦を。

https://bandai-ch.flat-flat.jp/bdc/ProductDetail.jsp?ttlmmm_c=840

ちゃんとした紹介文が載ってるページもあるので良ければこちらをどうぞ。

 
おそらく制作当時はごく普通だったような気もしますが、ちょっと昔っぽい劇伴や落ち着いた色味で描かれる物語にノスタルジーを感じる作品でした。
これをもっとポップな絵柄で1クールでやったら「放課後のプレアデス」になるんじゃないかと思っている。「放課後のプレアデス」もオススメです。

sbr-gx.jpスターたくさんついてるのでめちゃめちゃ人気なんですね.....

 

タイトルを「夏色キセキ」に空目したりもしましたが、どちらも青春を感じる作品であることには違いない。
シャフト作品でお馴染みの渡辺明夫さんが連名で監督を務めているので、絵や演出にシャフトアニメの片鱗を感じるのに味付けはあっさり、そんな箇所を探しながら見るのも楽しかったです。
 
楓ニュータウン

楓ニュータウン

  • メディア: Prime Video
 

 「楓ニュータウン」は「星空キセキ」とは一転し、見るからにそうだとは思いますが子ども向けアニメになります。

ものすごく短くまとめると、小学生の男の子が転校する同級生の女の子に告白する話です。(さっきはまだ2文あったのに遂に1文である)

https://bandai-ch.flat-flat.jp/bdc/ProductDetail.jsp?ttlmmm_c=1974

ちゃんとした紹介文が載ってるページもあるので良ければこちらをどうぞ。(2回目)

 

これがなんでか分からないんですけど、見てて意外と楽しいんですよね。
男の子が周りに冷やかされてとってしまう行動が、お、王道~~!!っていう感じでかわいいし、めちゃめちゃ目が大きかったり、ところどころ表現が古典的な感じなのも楽しいです。
多分この作品の面白さもまた種類の違うノスタルジーを楽しめるところなのかもしれない。
 
主人公は大河ドラマにも出演経験あり、若手実力派俳優に名を連ねていそうな森永悠希くんです。

www.sma.co.jpリアル小学生が収録してるので、ショタボイス!!とかそういう感じではなく、ホントにただ子どもが喋っている感じのナチュラルさが味わえます。

 
画像にもいる明らかに人間じゃなさそうなキャラクターはキュピオという名前なのですが、後にWake Up, Girls!オーディションで声優の肩書きを持つようになる吉岡茉祐さんが演じています。

www.animatetimes.com声質の関係なのか、それまでの仕事の経験値なのかは分かりませんが、他の子役の子達にくらべると上手い感じがします。

 

このアニメがなんだか面白い気がするのは、声優ではないひとの演技をたまに聴きたくなる現象にも関係があるかもしれません。そこまで世代じゃないのでがっつり追ってはいませんが、初代遊戯王風間俊介ボイスとかも聞いて育ってるし。
あとは大人向けとは言わないまでも、明らかに子ども向け、というアニメ以外では余白や行間も楽しめるけど、なんとなく物語に整合性を求めてしまう気がするんですよね。
だけど子ども向けだと思うと、なんか強引な展開すらも面白く感じてしまうというか。
いやもちろん、最終的にはちゃんと点と点が繋がって終わるのでハチャメチャ超展開でついていけないって話ではないんですけど。
 
自分で選出しておいてなんですが、まさか「楓ニュータウンで1000字も書けるとは思わなかった。
 
最近、P.A.WORKSでアニメ化もされた「RDG レッドデータガール」を読んでいたので、その物語の始まりとこのアニメのエンディングがちょっと似てる気がして勝手に楽しい気持ちになっています。

 

いやまあ本当にほんのちょっとしか似てないので書き加えたかっただけです、ご了承ください。でも連想ゲームみたいに一つの作品から別の作品のことを考えるの、おもしろい。

 
最後に。
「この全然似ていない、接点も全くないアニメ2本で押し切ろう!」と紹介しだしたのには理由があって、これどっちもボーイ・ミーツ・ガールでは?と思ったからでした。いや「星空キセキ」では逆転してたかもしれない。
でもおんなじ制作会社で全然違う毛色のものを作ってるようで、でも共通点も(こじつけっぽいけど)あって……というのは自分にとっては何だか発見でした。
布教する気のあんまりない記事になってしまいましたが、まあ書いてて楽しかったので良しとします。
 
今度こそ最後です。
2本ともチェックしても1時間以内で終わるので、良ければかならずご覧ください!