7○3×

 公演始まる前に、しかも再演などでもなんでもなく初めて!初めて3ステも持っていた奇跡の、また私的な挑戦(?)もあった舞台。だって外れたら金銭的に危ないもの。

初日。
ダス・ゲマイネに泣きました。ていうかこれに関しては三回とも泣いてる。識くんのぱあって表情が変わるシーンはどこもすき。あと客席降りというか客席使う場面が冒頭から多くてびっくりした。真横を識くんと深見さんが通りましたもの。そしてクイ研のチラシを配る部長。私もそれ欲しい。町田くんめっちゃうるさいけど、懸念していたようなキャラクターや立ち位置じゃなかったので良かった。芦屋さんがものすごく自然にお弁当の中身食べたのに笑った。石川達三は漢字で書くのに、北条時政はひらがなで書く御来屋が謎。原作準拠なのかな?あとは御来屋が優しい。誠司のエピソード知らなかったので新鮮。

二公演め。
今回は芦屋さんお弁当食べなかった。笹島にストップかけられて戻してた。もしかするとあれはソース?醤油?だったかもしれない。
パラレルの最後の晩餐を読み違えた識に対して、御来屋がかけた言葉へのリアクションや、そもそもの識の「僕なんか」というセリフが切なかった。識くんは泣かないけど、悔しさやいろいろで泣きそうに見えてしまい、もしかするとそこに誠司との対比があるのかもしれない。SKGQでジャイアントキリングがどうのこうのと言ったあと、新名さんがお水飲んでるのびっくり。でも確かにお水大事。あのシーンわりとすきです。
井上の試合、前のめりというか、初め奥にいるのに、井上が答える度に前に出てくる御来屋が本当に愛しい。仲間っていいな、って言っていた彼が、実力が拮抗していないからこそ、コーチみたいな目線で、井上を思ってくれているのかなと思った。
自分の目の前で繰り広げられるSQUAREの試合、すごい辛かった。呼び込みで前にたった時から私の勘違いでなければ目が潤んでた。本当に迫真の演技だし、大蔵とのやり取りも、笹島とのやり取りも、ものすごく悔しさだったりが伝わる。文字に起こすととてもチープなんだけど、本当に胸に迫ってくる場面です。そして兄妹試合。誠司の表情が、真理の表情が投げ掛けてくるものがすごく多くて、確定ポイント、プレイスタイルについて言うのは、SQUAREのあの日をずっと忘れずにいるからなんだろうな、と思ってしまう。

三公演め。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会、御来屋も押してた。押し負けたんだ、という芝居をしていたことが見つけられて嬉しかった。
赤河田での新歓(?)、新名さんは問い読みのアクセントの確認をしっかりしていたし、当然といえば当然だけれど、世界、将軍、芥川という言葉をしっかりたてて読んでいた。あと識が答えられたとき、ふふっと笑う新名さんに落ちた。帆世さん.....!
俺はクイズを辞めたわけではない、と大蔵に言うセリフが、俺は開城を辞めたわけではない、となってたときはさすがに突っ込みたかった。いや辞めたわ!
SKGQでの御来屋の、「ま、他の奴らよりマシだな」というセリフの意味がやっと分かった。キャッチコピーに対してのリアクションだった。
誠司に始める理由について井上が訴えかけるとき、隣の識が表現できないけれど切ない表情をしていて泣いた。チームへの想いや自分が招いた結果に対しての後悔を含んでいたのかな、と私は思っている。